湊農園とは

青森県平内町で営んでおります。
平内町とは

湊農園の特徴は、栽培期間中、農薬・化学肥料・除草剤・ホルモン剤など薬や化学合成されたものを使わずに栽培しています。

土壌消毒に使用する薬なども散布しておりません。

牛糞や豚糞を使用しておりません。

ここまで見ると、自然栽培なのかな?お思いになると思いますがそうではないです。
植物由来の肥料を使用し、微生物を増やして栽培しております。
何たら農法を言うとすると、セイショー式農法?土壌中に下記のような微生物をバランスよく増やしていく農法です。
セイショー式農法と勝手に名乗らせておりますが、実際に研修してその通りにやっているわけではないです。セイショー式を作った?神谷さんが開発されました肥料を使って栽培しております

・光熱細菌
・窒素固定菌
・放線菌
・乳酸菌
・酵母菌
・光合成細菌

これら微生物を効果的に働かせるため、土壌中水分は40~50%が最適です。
巷の微生物農法と比較しユニークなのは、光熱細菌です。
実際に話を聞いたわけではないので、説明は出来ませんが、すごいみたいです。

湊農園が使用する肥料について

  • 有機硅酸・ビタミン・炭素・酸素・アミノ態窒素・総合ミネラルを多く含んだもの
  • 鶏糞が入った肥料を使っておりますが、肥料屋さんに問い合わせたところ、鶏糞を炉にて加熱処理しているそうです。雑菌類は死滅しております。また、化学物質等は含まれていません。
  • さらに、肥料屋さん曰く、鶏糞と思わしきものが悪さした等の苦情は今までないそうです。
  • この肥料は害虫を忌避する効果があるため、私としては使っていこうと考えております。
    また、本当に害虫が来ないのか(完全はないと思っております)試してみたい、考えもあります。もし、本当なら農薬を使わずに栽培でき、収量もそれなりに、うまく使えば慣行栽培以上も可能!?。何より「楽に」農業が出来るのではないかと期待しております。

皆様に「安心・安全」な野菜を、栄養価の高い野菜を提供したいと思っております。




作っている人

  • 湊 徹也 (みなと てつや)
  • 青森県立青森工業高等学校 電子機械科卒業

就農までのあれこれ

  • ものづくりが好き
    小学生の頃、図工の授業が好きで、毎回楽しく授業を受けていたことを覚えています。
    将来の夢は大工になりたいと思っていました。中学生に上がり、機械にも興味を持ち始め、父親の勧めもあり、高校は工業高校にしました。
    この時、大工の道である建築科でもよかったのですが、ロボットを作ってみたいと思っていたため、電子機械科を選びました。
    電子機械科では、電子の分野、機械の分野、情報の分野と浅くではありますが、幅広い分野を学習します。ロボットを作るために、動かす基盤となる部分や、金属を加工する技術、プログラムなどと様々な分野を学びます。
    少しでも早くロボット作りをしたかったため、部活では工業クラブのロボット製作部に入りました。ロボットコンテストにも出場しましたが、結果はよくありませんでした。
    それでもとても充実した高校生活でした。
  • きっかけ
    高校卒業後、八戸で建設機械のレンタル会社に勤めました。工場で、機械のメンテナンス業です。他の仕事もしてみたいと思うようになり、東京に行き、派遣アルバイトをしながら、今後どうするか考えていました。このままフラフラしていてはいけない、一生続けていくような仕事は何だろうか?自分がいったいどんな仕事が向いているのか?考えるようになりました。
    そんなことを考えながらテレビを見ていたら、農業の特集をやっていて、後継者がいない、高齢化が進んでいる、と農業が大変なことになっていることを知りました。この時、農業という仕事も選択肢としてあってもいいんだなと思うようになりました。
    水耕栽培のこともやっていて、土を使わず、水と液体肥料、LEDでクリーンな環境で、栽培するというものを初めて見たとき、これも農業なのかと驚きました。
    実際にやってみたくなり、ネットで水耕栽培キットを買いました。水槽にLED、液体肥料、スポンジなど、栽培に必要なものはすべてセットになっています。届いてすぐに始めてみました。たねはリーフレタス系だったと思います。味はとくにしなかったような感じだったと思います。
    自分で初めて栽培した野菜だったのでうれしくなりました。
    ある仕事に就いたとき、座る作業が多い業務内容で、ストレスもそうですが、日々の食事もテキトーに済ましてたこともあり、体を壊してしまいました。
    徐々に体調が悪くなっていったとき、この具合の悪さの原因は何だろうかと、ネットで調べ、ストレスや、食事が原因ではないかと思いました。仕事が出来なくなるくらい、具合が悪くなり、さすがにやばい感じがしたので、病院へ行き薬をもらいましたが、私としてはなるべく薬に頼りたくなく、食でなんとかならないかとインターネットで調べ、薬で症状を和らげながら、効果がありそうな食べ物を少しずつ食べていきました。最初は結構苦しかったです。何を食べても吐き気がするので、食べられるようになってきたときはとても嬉しかったです。このことがきっかけで食は大切なんだなと思うようになりました。
    また、座りっぱなしの仕事は自分には合わないこと、体を動かす仕事の方が向いているんだなと思いました。
    考えてみれば農業も畑で体を動かしてるなーと、農業への興味もわいてきました。
    仕事が出来るくらい体調も良くなってきたので、前からやってみたいと思っていたカフェで働き始めました。立ち仕事なので座ることもなく、激しい運動もないのでちょうどよかったように思います。よくなってきたといっても、食事に関しては、消化の悪いものは、食べられませんでした。とくに油っぽいものはダメでした。すぐに具合が悪くなります。今現在でも油っぽいものは苦手で、体を壊す以前みたいに食べることは出来ません。
    1か月位経った頃、兄より、父親が危ないかもしれないと連絡があり、仕事をやめ、青森に戻りました。
    兄の経営する飲食店の手伝いをしながら、今後どうするか考えたとき、青森に戻ってきたので、農業してみたいと思うようになりました
    実家のある青森市内で就農したく、市に相談したところ、経験が全くない場合は、研修した方がいいと言われ、まず初めに、青森市農業振興センターで行っている、研修と講習会に参加しました。途中からの参加でしたが、初めて見たり聞いたり、実際に作業したりととても楽しかったです。
    本格的に就農の道へ進みたかったので、改めて相談に行き、農家さんの所で働きながら、学ぶか、学校に行くかで、すぐにでも就農したかったので、農家さんの所で働くことに決めました。農家さんでもどこでもいいわけでもなく、せっかくやるんだったら、無農薬で就農したいと思っていたので、無農薬でやっている農家さんを選びました。
    東北町(元上北町)で有機でほうれん草を作っている農家さんです。約1年でしたが、研修を受け、後に就農しました。
  • 就農スタート
    研修を受けながら、畑を探しました。実家から通えたらいいよなと思い、青森市で探しましたが見つからなかったので、隣町の平内町で相談しました
    冬もやるので、除雪が入る道路沿いがいいと条件を加え探してもらい、今の場所、夜越山の近くを紹介してもらいました。地目は田で、畑としては難しい条件からのスタートです
    最初の年、試しに植えてみましたがうまく育ちませんでした。雨が降るとなかなか水が引かず、土自体もだいぶ痩せていました。
    まずは、雨対策として、ハウスの周りを掘り、掘った土をハウスの中に盛る作業をしました。機械を持っていないため、手作業です。ハウスの中を高くしたおかげで、雨が降ってもハウスの中の土はそれほど濡れることはなくなりました。この作業に1年半くらいかかりました。
    肥料の使い方、施肥量を理解するのに時間がかかってしまったというのもあります。
    3年目の後半でようやく見えてきたかなという感じで、問題はまだあります。季節に合わせた品種の選定です。秋から春にかけての品種選び難しく、間違うと商品にならなかったりします。あとは効率がいいとは言えないような作業もあるので、そうしたところも改善していきたいと思っています。
    野菜作りにおいても、口に入れるものですから、農薬や化学肥料を使わない栽培を今後も続け、多くの方に食べてもらえるように頑張っていきたいと思っています。
  • 食の大切さ
    多くの人に知ってもらいたいです。
    足りていない栄養素をなくすことで様々な病を防ぐことが出来ると私は思っています。
    部品が欠けている車を走らせていると、いずれ、故障しますよね?同じようなことが私たちの体でも起こります。
    足りない栄養素があると、システムが完全に機能せず、不調が現れます。また、体からのサインを無視して薬で正常値に戻しただけでは治したとは言えません。
    薬を飲むなとは言っていません。症状を緩和させるにはいいと思いますが、飲み続けていいものではありません。根本から治さないと後々副作用で体を壊してしまうと思います。

湊徹也

連絡:070-6626-2880

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